Episode 9 – City of Ten Thousands Shrines (2015 – Season 1)

エピソード9 あらすじ

チームは、来た道をUターンするように京都に向かうことに。お決まりの観光地とはいえ、やはり数千もの寺院や神社の集まるこの場所を訪れ損ねては、日本での旅を全うしたとは言い難いですから。ここでは観光客の一員になり、ママチャリで清水寺、金閣寺など京都の街を散策。Nataliは祇園で憧れの芸者体験をします。そして最終日、チームは30日のチャレンジに疲れ果ててしまったため、Deanはひとり、桟敷ヶ岳へハイキングへ出かけます。

Cast

Dean Newcombe, Duncan Buckley, Natali Jacobsen and Timothy Buerger

Locations

Kyoto Prefecture

Points of Interest

Osaka City, Osaka Castle, Yodo River, Kyoto City, Kyomizudera Temple,  Fushimi-Inari Shrine, Gion District, Ginkakuji, Kinkakuji, Nijo Castle and Mount Sajikigatake

Day 1:

京都到着

日本で2番目の大都市、大阪で派手にパーティーをしたチームは二日酔いとともに目覚めます。見逃されがちですが、二日酔いもまた日本の文化のひとつだとか!?そんなことはさておき、みなさんからの投票により、再び北へ向かう事になったチーム。次なる目的地は日本の古都、京都!京都は日本で最も神聖な場所といっても過言ではありません。ディーンは大阪城から京都へ向かって淀川沿いを走ります。淀川を辿っていくと京都に入るのです。ナタリーとダンカンも参戦し、気持ちのいい晴天のもと、チームで川沿いを走ります。すると、彼らは川沿いの競技場で練習をする大学生を発見。ディーンは槍投げも円盤投げも全く得意ではありません!寄り道をして、予定より遅れてしまったディーン、さらに距離を進むため自転車に乗り換えます。清水寺に到着する頃にはすでに日が落ちて、早くチームに合流して急いで清水寺の中へ入らなければなりません。ディーンとナタリーは、本堂で靴を脱ぎ、祭壇の前でひざまずき、おりんを鳴らします。お寺をさらに奥へ進むと、夕闇の中音羽の滝と呼ばれる3本の滝が流れ落ちていました。ナタリーとディーンはその滝の水を飲みます。3本それぞれ、学問、長寿、縁結びにご利益があるとされています。清水寺の閉館時間となり、お寺から出た一行、お土産屋さんが立ち並ぶ通りを散策。この通りには手作りのお箸から抹茶味のアイスまで、ありとあらゆるものが売られています。ティムは京都名物八橋をチームに紹介します。そして、お待ちかねの夕食はおばんざい。おばんざいは京都の伝統的な家庭料理のスタイルで、色んな種類のおかずがのった小鉢がたくさんあり、自分でおにぎりを作る事もできるのです。が、日本語で食材を選ぶのはとっても大変なのでした!

Day 2:

京都には神社がたくさん

伏見稲荷大社も多くの人が訪れる神社のひとつです。この神社は1,000本以上の鳥居があり、境内にはたくさんのキツネがいます。このキツネはお稲荷さん。神社のメッセンジャーといわれています。鳥居の下をくぐり、その独特の空気を感じるため、チームは早朝にこの神社を訪れます。ディーンは神社に来ている外国人にインタビューを開始。どうやって見つけ、京都にある何千もの神社からなぜこの伏見稲荷を選んだのか、ひとりひとりに聞いていきます。そして、一行は錦市場へと向かいます。錦市場ではゆばのような日本独特の食べ物を買う事ができます。しかし、ナタリーとディーンが探すのは京野菜。京都で育てられた野菜の事で、世界中のどこの野菜よりも栄養価が高く、この野菜のおかげで京都の人々は健康だとも言われています。京都に来る観光客の多くが、芸者さんやその見習いである舞妓さんを探し回ります。探す代わりにrunAwayはナタリーを芸者にする事に!ディーンは一張羅のジャケットをはおり、芸者ナタリーをエスコートしながら情緒ある祇園の街と、神社の周りを歩きます。京都にある神社はどれも似ているように見えますが、ひとつひとつに特徴があります。ある神社ではディーンとダンカン、ティムが願掛けのゲームをしました。高いところにある的に向かってお金を投げますが、恥ずかしながら、日本人の女の子のほうが断然上手!もうひとつの神社はイノシシの神社。小さいイノシシを買い、ご本尊にお供えすることができ、代わりにおみくじをもらいます。夜はビュッフェで待ちに待った京野菜を味わう一行。食事に続いてダンカンとディーンは指圧マッサージを探しに行くことに。ディーンは幸運にも、京野菜と並んで、なぜマッサージが京都の人々の健康で丈夫な身体を作る源であるかを教えてくれた、女性指圧師かおりさんからマッサージを受けることまでできました。

Day 3:

金閣寺と銀閣寺

本日、チーム一同はレンタルサイクルで街を散策することに。ディーンのニールプライドバイクはいったんお休み。代わりに日本のお母さんの味方、ママチャリに乗り換えます。かぎ付き、自動ライト付き、前かごつきの完璧なママチャリ、これ以上に京都を観光するのにもってこいの乗り物はありません!スタートは、初日に行った清水寺。街を北に向かって走り、一行がまず始めにたどり着いたのは哲学の道。この川沿いの桜並木の道は、この道を歩きながら日々思索にふけった有名な哲学者にちなんで名づけられました。次に到着したのは銀閣寺!庭園で一行が見つけたのは、まるで富士山のような、パーフェクトな形をした盛砂。ここにもまたお賽銭を投げ入れるところが。ナタリーは小さな石にお金をのせる事ができ、願掛けに大成功。境内の一番高いところからは、次なる目的地、金色に輝くお寺が見えます。金閣寺にはこれまでに思い描いていたお寺の全てがありました。美しい庭園に、光り輝く金のお寺、その壮観な姿は間違いなく日本を代表するお寺としての存在感を放っていました。夜になり、あたりが暗くなると、チームは赦免地踊(しゃめんちおどり)祭りに招かれます。この地元のお祭りでは、子どもが列を成して、燈籠を頭の上に掲げ、お寺の階段を登っていきます。暗闇の中、歌と踊りと共に光り輝く燈籠、美しい一日の終わりとなりました。

Day 4:

Sayulee、京都で歌う

今日はいつもとは一味違うrunAway day。京都で、東京からやってくるミュージシャンを迎え、ゴールへ向かって歩を進めつつ、彼女のミュージックビデオを撮るのです。チームは京都駅へ彼女を迎えに行きます。待っている間、大人気の京都を訪れるたくさんの外国人や日本人観光客に出会います。Sayulee”がスマイルで登場!一緒に銀閣寺へと向かいます。今回はSayuleeのため、人力車を借りることに。ディーンが人力車と並走し街を案内しながら、彼女が人力車に座りギターを弾く、というアイディアです。やる気満々で撮影に望んだディーン、素晴らしい映像を撮り終えたチームは、お昼休憩に地元のおそば屋さんへと向かいます。そばを一瞬で食べ終え、話題は日本人のしゃがみ方についてディーンもSayuleeも転ばずにしゃがむ事ができません!おなかいっぱいで向かう次なる目的地は二条城。美しく装飾が施されたこのお城は、次なるミュージックビデオの背景となります。その曲のタイトルはrunAway”。チームはお城の周りを散策し、その城壁に圧倒され、その美しい庭園と街並みに魅了されます。楽しい時間はあっという間、ディーンにはまだまだ長い道のりが残っております。チームは街を抜け、Sayuleeに別れを告げます。しかし、完全に憔悴しきったメンバー、ディーンは一人でこのエピソードの終わりを迎えることに。静かな、そして厳かな自然との戯れを求め、あまり知られていない桟敷ヶ岳(さじきがたけ)へと向かうのです。

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