Cast
Dean Newcombe, Duncan Buckley, Megan Page, Natali Jacobsen and Timothy Buerger
Locations
Mie and Wakayama Prefectures
Points of Interest
Meoto-Iwa, Ise-Azuchimomoyama Bunkamura (Edo Wonderland), Kobenomiya Shrine, Aiga, Magose-Toge Trail, Owase, Onigajo, Kamikura Shrine, Yunomine Onsen, Kumano-Nongu Taisha, Kitayama River and Nachinotaki Waterfall
Day 1:
安土桃山文化村
三重県や和歌山県は外国人旅行者に有名とは言いがたい県です。だからこそ、知られざる姿を見るにはもってこいの場所です。一行は“夫婦岩”を見るために“伊勢市”へ向かいます。2つの岩が寄り添うように見えるため、古くから夫婦円満の象徴として信仰されています。海の傍のこの神社と不思議な蛙をテーマにした手水舎(ちょうずや:参拝にあたり手を清めるため手水を使う場所)を探索します。そして、英語では“江戸ワンダーランド”として知られる“伊勢安土桃山文化村”へと向かいます。丘の上のこのテーマパークからは伊勢市が一望でき、手裏剣を投げたり、吹き矢や弓矢に挑戦したり、忍者からくり迷路や怨霊首無寺を楽しんだり、忍者ショーまで見ることができるのです。一行はテーマパークを満喫し、日本のコメディアンとの楽しい一時を終えるのです。ここからディーンは古きよき日本に出会うべく、最終地点である山奥のお寺に向かうため、一人で山へと向かわなくてはならないのです。
Day 2:
馬越峠
早朝、強く降りしきる雨の中、ディーンは“頭宮(こうべのみや)神社”へと向かいます。そして、“相賀(あいが)”という小さな町に向かって自転車をこぎはじめます。31kmを走りぬき、びしょぬれでたどり着きます。そして、一行は雨の中、熊野古道“馬越峠”を歩き始めます。この古道の最初のお寺を目指し、地図を確認。峠の入口に向かいます。地元の人がこの地域で取れる野菜を教えてくれ、親切にも熊に会わない方法まで教えてくれました!いよいよ、峠を登ります。峠の入口で撮影クルーを見つけた一行。熊野古道にまつわる龍と侍の話をチームにしようとしている様子。しかし、彼らにそんな時間はありません。暗くなる前にこのコースを手早く制覇しなければならないのです。悪天候のため、午後の光はまるで夕闇のよう。びしょ濡れの一行の指先はふやけてしわしわです。突然ディーンが峠の途中の滝のそばで足を踏み外してしまいます。落ちそうになりながらも必死で杭をつかみます。ディーンは足を痛めましたがなんとか無事です。ダンカンは大切な友達が滝壺に落ちずに済んで一安心!峠を進み、すぐに頂上の小屋にたどり着きます。ナタリーは旅の思い出に石を積み上げます。そして、一行は峠を下りはじめます。峠の終わりで、日本のハイキングコースではよく目にする、「ご自由にお使いください」と書かれた登山用の木の棒を見つけます。スタートした地点にあっても良かったのに…。森を離れる前、川のそばの小さなトレッキングコースでナタリーがいなくなってしまいました。ダンカンがあとを追い、ディーンもすぐに続きます。ナタリーは巨大な滝を発見したのです。そこでは神々に捧げるため、たくさんの蝋燭の灯がともされていました。それはとても神秘的な光景で、初めは心配したディーンも、感謝すらしてしまいました。チームは峠を離れ、墓地を抜けて“尾鷲(おわせ)市”にある最後のお寺へと向かいます。町に流れるチャイムの音が夕方5時を知らせ、チームは安全で乾いたお寺の広場でおしゃべり。全員びしょぬれではありますが、遥か昔、人々が参詣するために作られた“熊野古道”の余韻にひたり、大満足で一日を終えました。
Day 3:
神倉神社
降りしきる雨。ディーンはこの悪天候の中、再び自転車に乗らなければなりません。地滑りにより道路が通行止めとなってしまったため、“熊野市”を目指すバンは別の道を探さなければなりません。ディーンは地図を片手にお巡りさんに道を尋ねます。車は通行止めになっているけれど、自転車でなら通る事ができると確信していました。自転車で迂回路を通るとなれば、何日もかかってしまい、そんなのは選択肢ですらありません。バンはなんとか熊野市に到着する事ができましたが、ディーンはどこにも見当たりません。そこで一行は“鬼ヶ城(おにがじょう)”へ行ってみることに。ディーンは急勾配の山道を必死に進んでいるところで、ついに作業員に止められてしまいます。ディーンは道を引き返つもりはありませんが、地滑りの対応をしている作業員の人たちはこのまま続ける事は危険だと言います。ついには、警察が来ることに。幸いにも、警察の方々が山道の最後の部分を通るのに、ディーンを先導してくれました。彼が反対側に到着したのと同時に久しぶりの太陽が顔を出します。海岸沿いの遊歩道をサイクリングしていると、歌の練習をする地元の女の子に出会います。彼女はディーンにヨガを披露し、その後ディーンは“神倉神社”へと向かいます。神社の下で、ディーンとダンカンはカニに夢中になり、メーガンは蚊に悪戦苦闘、ナタリーは他の参拝者と楽しくおしゃべり。神社にたどり着くまでには長い石段が続きましたが、上からの景色は格別でした。彼らはお参りを済ませ、本日最後の目的地のとってもスペシャルな温泉へと向かいます。その前に、彼らは川に寄り道。岩からジャンプするなど水遊びを楽しみます。そして、川のそばに湧き出す天然温泉でその日の疲れを癒すのでした。
Day 4:
北山川でラフティング
チームが“湯ノ峰温泉”へと戻っていくと、太陽が顔を出します。今日は温泉に浸かるのではなく“温泉卵”作りに挑戦。温泉卵とは湧き出す温泉のお湯を利用して作るゆで卵の事。その後一行はとても重要な神社“熊野本宮大社”へと向かいます。ここは有名なハイキングスポットである“大峯奥駈道”へのスターティングポイントなのです。今日のところは神社を探索し、ディーンは出発前に、参拝者が誰でも書き込めるように設置された巨大絵馬に名前を書きます。このあとチームは新メンバーのティムに会いに行くのです!彼らは“北山”の山奥でティムと落ち合い、彼をrunAwayに迎え入れ、川をラフティングで下ります。ティムはここで、せり出た岩によじ登るなどの特技を披露します。一方、他のメンバーは高い岩から川にダイビング!ジャンプの衝撃でディーンは“GoPro”を失くしてしまいます…結局GoProは見つからず川底へ沈んだままとなります。クリフジャンピングの興奮が冷めやらぬまま、一行は川を後にし、ラフティングガイドのお兄さんと昔の旅人にとって“北山川”がいかに大切な場所だったかについて話をしました。そして、チームが本日の終着地点に向かう道中、ティムが“那智の滝”での体験を話します。彼らが到着したとき、すでにあたりは暗くなり始め、地元の人たちがお化けについて語り始めます。滝は日本で一番高く、落ちてくる水量も日本一です。朝に作った半熟の温泉卵を食べながら一行は絶景を眺めますが、古きよき日本の旅を終えるにはここは少しただならぬ雰囲気を感じる場所だったようです…