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ナタリってどんな人?

国籍(出身国):ロシア

runaway Colour:緑

runaway 役割(担当):音響、役者(共演者)

どんな人生を歩んできたの?:時をたどって私の人生をつづっていくわね。冬の季節、私はノルウェーの北の果てで生まれたの。生まれてから6年間、海が近くにある森の中で過ごしたわ。自然に囲まれて、自由奔放に暮らしていた幼少期は、私にとって最高の経験だった。そして6歳になったときに、私はバレエ学校に通うためにモスクワに引っ越して、そこで私の人生でもとても重要な10年間を過ごしたわ。ちょうどその頃は“ペレストロイカ”が社会に大きな影響を与えていたの。芸術家の家庭に育ったからか、私はこの社会から逃げたい!いつもどこか違うところへ行かなきゃという気持ちに駆り立てられていたわ。私のルーツはヴァイキングやコサックにあって、ジプシーのように移動することが性根なのね。16歳になったとき、まずはパリに移ったの、そして勉強をするためにイギリスへ飛んだ。ダンス(バレエ)を踊ることをやめて、イギリスではドキュメンタリー撮影の勉強を始めた。

たぶん2030ヵ国を旅してきたけど、今でも羽を休める場所や、家みたいにリラックスできるところを探して旅をしているわ。私って本当に旅と自然が大好きで、それを全力で楽しんでいるの。

あなたの友だちは、あなたをどんな人だっていう?:そうね、とってもぶっ飛んでるね。だとか、ものすごい野性的だね。ってよく言われるかな。私はひとつのところには留まっていられない性格だから、決まった土地で生活の根をはる人たちをうらやましく思うこともあるの。ふつう多くの人たちは、私の人生の綺麗なところばかりを想像して、たくさんの奮闘があることは知らないの。世界中を活発に飛び回る、若く美しい女性の、人とはちょっと違う人生は、とても華やかで悠々自適だと思ってる。その中でも親友たちは私を特別視することはなくて、ただただ私を愛して、支えてくれているわ。

日本での生活はどうだった?:それは素晴らしかったわ、日本の色々なところを旅することができて、とても楽しかった。私は新しい土地の文化にすぐになじむことができるの、だってみんな違った世界から集まってそれぞれが違う感覚を持っているのは当然でしょ。新しい文化にとても関心があるし、今まで知らなかったことを学べるって幸せなこと。だから私は日本(やその土地)の文化を尊重して、理解できるように努めたわ。日本の素晴らしい文化や自然、感動的な食事、あらゆるものを全身で楽しんだ。日本での経験すべて大好きだったことは本当よ。

どうやってRunaway Japanの一員になったの?:ふふっ、どうやって事が始まったかって?それは、私は韓国でDeanに出会ったとき。その時私は、街の劇場でダンスの仕事と、ちょっとしたモデルの仕事をしていたの。モデルのキャスティングをソウルで受けた時に彼と出会って、その後もFacebookを通じてつながっていたわ。私が日本に行ったときに彼に再会した時に初めて、このRunawayプロジェクトの話を聞いたの。彼はプロジェクトチームをつくり始めていて、聞いていてとてもワクワクしたわ。この企画は2か月間、とある外国人のグループが車で旅をするっていう話で、楽しそうなアイデアだと思った。以前インドでも、バックパックをしながら自分とその国を撮影するといった、似たような経験をしたことがあったから。すぐに、いいじゃない!私も一緒に連れてって!って言ったわ。

Runaway Japanで旅をしてみて、一番の思い出になっていることはある?:このプロジェクトが始まった当初は、新鮮で、これから何が始まるのか想像もつかない高揚感に包まれていたわ。旅のすべて良いことばかりで楽しい経験ができた。その中でもMeahganとのキャンプファイヤの話は欠かせないわよね。私たちは旅をするすべての場所で、海岸沿いにキャンプファイヤーをつくろうってことになったの。日本酒の瓶を買って、それで火を大きくしてみたんだけど、大成功!海岸でのキャンプファイヤーは最高だった。それにMeaganは枝拾いのプロだったの。音楽をかけてキャンプファイヤを楽しんだ瞬間は最高だったわ。

計画どおりにいかなかったことはある?:撮影の最終日、チームは息をのむほど美しい景色の中をハイキングしたの。そこに突然、野性の馬が現れて、私たちに接近してきたうちのある一頭の馬が暴れだして、私の脚を蹴ったのよ。全治3週間くらいのアザができてしまって大変だった。みんな撮影を終えて、私は美しい夕日のそばでひとり、涙をした。(撮影が終わってしまったことも)馬に蹴られてしまったことも、決して悪いことではなかったの、というのも物事をより深くじっくり考えることができたから。脚は痛いし、胸は苦しいけれど、あのキックは私の人生への叱咤激励だったのかも。馬蹴りの瞬間を撮っていたけど、彼らが作品の中に取り入れるかはわからないわ。

これから5年後、Natalie自身、またはRunawayはどうなっていくと思う?:んー、私のことも、私自身どうなっていくかは想像もつかないわ。人生でも新しいことが起こる年齢でもあるしね。私は女性の30-35歳って、最高の時期だと思うの。これからは女性としての時間を大切にしたいと思うわ。きっと日本にも戻ってくるし、撮影やダンスの仕事にも、もっと精力的に挑戦したいと思ってる。Runawayについては、Deanが熱心にプロジェクトを成長させて、次のステップに進むものだと信じている。彼とプロジェクトの成功を祈っているわ。このプロジェクトがうまくいったら、未来は明るいはず。

映画の話だけど、スターウォーズとスタートレックならどっちを観たい?:うーん、スターウォーズかなぁ、スタートレックをよく知らないし。まぁどちらにしても、すごくファンなわけではないけど。それよりも、私はヨガが好きよ。

今まで行ったことがないところで、どこへ一番いってみたい?:それはとっても難しい質問ね。行きたいところなんて、たくさんあるもの。それにいつも気分は変わるしね。強いてゆうなら北海道の巨大な洞窟にいってみたい。あとアフリカにもね。

あなたにとって、最も大切な本、音楽(曲)はなんですか?:これも難しい質問ね。私は枕元に40冊の本を置いていて、いつも何かしらを読むことにしているの。何を読むかは私の気分次第だし、さまざまなジャンルの本が、違った要素として、私の人生に組み込まれているわ。それに音楽も同じ、どれかひとつなんて選べないわ。

これだけはやりたくないってゆうことは?:ひとつの場所に長い時間、座っていることかな。人生で一度だけ事務仕事に挑戦したことがあったの、たった17時間座っていればいいんだけど、うずうずしてきちゃって。たぶんそれも、私が根っからのダンサーだからかな。でも、瞑想でじっとしていることは好きなんだけどね。

どんな運動が好き?:たぶんハイキングかな。エクササイズっていえるのかわからないけど。自然の中で運動することが好きなの、自然と一体になってつながっている感覚が何とも言えないの。ハイキングもストレッチも、正直言ってストレッチは好きじゃないわ。ハイキングと瞑想が好きね。

今まで、やってきたことで一番クレイジーだったことは?:それは、私の人生そのものよ。生きているってこと自体が最高にクレイジーだと思うの。産まれてきたこと、それが私の人生でもっとも美しく、偉大なことよね。

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